14番 古 嶋 津 義 君
─────────────────────────
・説明のために出席した者の
職氏名
(1)長
建設部長 潮 崎 勝 君
市長 中 村 博 生 君 (2)
教育委員会
副市長 田 中 浩 二 君
教育長 北 岡 博 君
市長公室長 松 本 浩 二 君
教育部長 桑 田 謙 治 君
秘書広報課長 野々口 正治 君 (3)
農業委員会
総務企画部長 松 村 浩 君 会長 白 石 勝 敏 君
財務部長 佐 藤 圭 太 君 (4)
選挙管理委員会
市民環境部長 桑 原 真 澄 君
委員長 高 浪 智 之 君
健康福祉部長兼
福祉事務所長 (5)
公平委員会
丸 山 智 子 君
委員長 水 本 和 人 君
経済文化交流部長山 本 哲 也 君 (6)
監査委員
農林水産部長 沖 田 良 三 君 委員 江 崎 眞 通 君
─────────────────────────
・職務のために議場に出席した
事務局職員の
職氏名
事務局長 宮 田 径 君 次長 増 田 智 郁 君
主幹兼
総務係長 植 田 浩 之 君
議事調査係長 土 田 英 雄 君
主査 上 野 洋 平 君 主査 島 田 義 信 君
参事 中 川 紀 子 君
─────────────────────────
(午前10時28分 開議)
○議長(
上村哲三君) これより令和2年3月
定例会を開会いたします。
─────────────────────────
△議長の諸報告
○議長(
上村哲三君) 諸般の報告をいたします。
本日、市長から
議案41件が送付され、受理いたしました。
同じく本日、
橋本幸一君外17名から
発議案第1号・
新型コロナウイルスによる
感染症対策等を求める
意見書案が提出され、受理いたしました。
その余の報告は、朗読を省略いたします。
なお、本日から3月
定例会が始まりますが、本日早朝より
代表者会、
議会運営委員会を経て、
定例会には、傍聴の方も含め、同一会場に複数の方々が集まることになりますので、まず、本
会議場入り口、
傍聴席入り口、さらには議員の
出退勤標示前に
消毒液を設置することとなりました。
議員各位におかれましては、小まめな手洗いはもちろんのこと、手指の消毒をお願いいたします。
次に、会議中における
マスクの着用についてですが、このような状況でございますので、各議員におかれましては、
マスクの着用を実施することとし、発言の際は
マスクを外しての発言をお願いします。また、
マスクについては各自で準備していただくことといたします。
また、今
定例会の傍聴については、市民の
皆さんへの感染も防ぐ意味合いから、お控えいただくことで決定をいたしました。
なお、
報道関係による傍聴については、
マスク着用及び熱等の症状の
有無確認後、許可することといたします。
さらに、今
定例会における質疑・
一般質問については、このような状況から、4日間を2日間とし、人数については最大10名とすることに決定をされました。
次に、
管外行政視察につきましては、このような事態を鑑み、本市から他市へ視察に行く場合、逆に、他市から本市に視察にお越しいただく場合も含め、当分の間自粛することとなりました。
また、このような状況でありますので、各議員におかれましても、
感染防止対策の一環として、結果的には各自の御判断になられるかと思いますが、管外への
不要不急での外出について自重していただきますようお願いをいたします。
最後に、今回の対応結果につきましては、市民の皆様にもお知らせすることが必要でございますので、
市議会ホームページでの周知はもちろんのこと、
報道機関への
情報提供、さらにはエフエムやつしろでの放送により対応することとなりましたので、以上、報告をいたしておきます。
─────────────────────────
○議長(
上村哲三君) それでは、これより本日の会議を開きます。
─────────────────────────
△
日程第1
○議長(
上村哲三君)
日程第1・会期の決定を議題といたします。
○議長(
上村哲三君) お諮りいたします。
本
定例会の会期は、本日から3月24日までの23日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
─────────────────────────
△
日程第2〜42
○議長(
上村哲三君)
日程第2から
日程第42まで、すなわち
議案第1号から同第41号までの
議案41件を
一括議題とし、これより
提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(
市長中村博生君 登壇)
◎市長(
中村博生君)
皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
御承知のとおり、現在、
新型コロナウイルスの感染が拡大しております。お亡くなりになられた方々の御家族に心からお悔やみを申し上げますとともに、感染された方々の一日も早い回復と事態の収束を願っております。
熊本県内におきましても、2月22日に
感染者が初めて確認されて以降、現在5名の感染が確認されております。目下のところ、本市におきましては、
感染者の発生は確認されておりませんが、
八代保健所による
八代地域新型コロナウイルス感染症対策協議会への参加など、国・県・
関係機関との連携を密にするとともに、2月21日には、私を
本部長とする
八代市
新型コロナウイルス感染症対策本部会議を設置したところでございます。
現在、
感染予防対策として、国や県の方針に準拠しながら、万が一、
八代圏域内における感染が確認された場合も想定した
本市主催行事などの延期・中止のガイドラインや、
市有施設の休業・休館、
キャンセルに伴う
使用料の減免の取扱いにおける方針などを決定したところでございます。
また、本日からの
県立中学校、
高等学校、
特別支援学校の休校に合わせ、市立の小中学校、
八代支援学校も休校することとした一方、その場合の
保護者の方々への影響を考慮し、
放課後児童クラブなどの
関係機関へ協力もお願いいたしたところでございます。
今回は極めて緊急の措置でありますことから、
関係者の皆様には多大なる御迷惑をおかけすることと思いますが、何より
子供たちの健康、安全を第一に考えた対応でございますので、何とぞ皆様の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
そのほか、
市職員が罹患した場合の
業務継続計画や、
感染経路に
市有施設が含まれた場合の
除染対策についての確認など、想定される様々な事態に適切に対応すべく取り組んでいるところでございます。
そして、
八代港関連におきましても、先月予定されておりました
くまモンポート八代の
完成式典が一旦中止となる中、市民の方々からも、
クルーズ船の
八代港への寄港に際し、御心配の声を頂いており、県や
検疫機関、
港湾事業者等とともに、
八代港
港湾保安委員会において
水際対策の徹底を確認いたしたところであります。
なお、今月、
八代港への寄港が予定されておりました4隻全ての
クルーズ船の予約は
キャンセルとなったところであります。
状況は日々刻々と変化しておりますが、今後も
感染防止に全力で取り組むとともに、不測の事態にも
スピード感を持って対応できる体制を維持しながら、市民や
関係機関の皆様に対し、あらゆる方法を活用し、迅速な情報の提供・周知に努めてまいりたいと考えております。
それでは、まず、最近の市政の動向について御説明いたします。
初めに、
八代港における
国際コンテナ貨物の
取扱量が、4年連続で過去最高を更新いたしました。2019年の
年間国際コンテナ貨物取扱量が、
速報値で対前年度比約1.9%増の2万2678TEUとなり、2016年、平成28年から4年連続の
記録更新となっております。これは、熊本県により
八代港に整備していただいた
大型ガントリークレーンを含む新
コンテナターミナルが、一昨年、供用を開始したことに加え、アルミニウムや
住宅建材などの輸入が好調であったことなどが要因であると考えられます。また、継続して実施してきた
船会社や
荷主企業などへの
営業活動、
ポートセミナー開催等の
PR活動の成果も現れてきているのではないかと感じております。
このよい流れを継続させ、
八代港の利用がさらに広がっていくよう、引き続き、あらゆる機会を通じて、
八代港のセールスに取り組んでまいります。
次に、本市の
基幹産業の一つであります
イグサにつきましては、20年以上前に
生産中止となっておりました
カセット式イグサ移植機・
苗処理機が再び生産されることとなりました。これまで、
イグサ生産者の方々から機械の
生産再開について切望する声が多く寄せられておりましたことから、県や氷川町、JAやつしろなど
関係機関とともに、メーカーに対し
生産再開への
要望活動を行ってまいりました。この
要望活動がようやく実を結ぶ形となり、
株式会社クボタ様により、機械の生産を再開していただくこととなりました。
イグサハーベスタに続く、今回の
イグサ移植機・
苗処理機の
生産再開によって、さらに作業の
省力化が可能となり、
八代産
イグサの
生産性の向上が図られるものと大いに期待しております。
日本文化の象徴でもあります畳、
イグサを守り続けていくためにも、今後も引き続きしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
次に、1月16日から19日までの間、
ベトナム経済ミッション視察団として、
ホーチミン市内各所を訪問してまいりました。
近年、本市におきましても、
技能実習生を中心とした
外国人労働者は、本市の
基幹産業を支える
担い手として、なくてはならない存在となっており、その
安定確保が喫緊の課題となっております。また、そうした
外国人労働者と
八代市民が仲よく共生することも大事なことであります。
そこで、現在、本市が最も多く
技能実習生を受け入れている
ベトナムを訪問し、現地の状況や課題について説明を受け、様々な
意見交換などを行い、これからの本市における多
文化共生社会づくりに向け、
大変参考になったと感じております。
また、在
ホーチミン日本総領事館や
ホーチミン市
人民委員会を訪問した際には、現地の
河上総領事から、領事館として
都市間交流を支援していく、また、
レ・タイン・リエム常務副
委員長からは、今後、
八代市と協力していければと思うといった大変前向きな発言もいただいているところであります。今回の訪問を将来的な交流の足がかりとして今後の取組につなげていきたいと考えております。
次に、2月13日から15日の間、台湾・台北市を訪問し、
台湾オリンピック委員会、
台湾バドミントン協会と本市との三者間において、東京2020
オリンピック・
パラリンピックホストタウン交流事業に関する覚書への
調印式を行ってまいりました。
国・地域の
オリンピック委員会と一つの自治体とが、このように覚書を締結するのは大変まれなことであり、
バドミントン以外の競技においても今後の交流の
可能性が広がったものと感じております。
まずは、覚書に基づき、東京2020
オリンピック終了後に、
バドミントン台湾代表選手を本市に招いての市民との交流、
バドミントン競技での本市と台湾の
ジュニア選手の
相互交流などを予定しております。
また、今回は
日本台湾交流協会台北事務所の
泉代表を訪問させていただき、本市の
ホストタウン交流事業の内容や基隆市との
交流内容について説明をさせていただきました。その際、
泉代表からは、本市の取組について評価していただきますとともに、今後もさらに台湾との交流が進むよう取り組んでほしいとの発言をいただいております。今後は、本市の
魅力発信を含め、台湾とのさらなる交流を促進してまいりたいと考えております。
次に、先週28日、熊本市から本市に対して、
ごみ処理場が機器の不具合により処理が困難な状況になっており、残る
処分場では
発生ごみを処理することが不可能となったため、約2週間程度、ごみの一部の
受入れをしてもらえないかとの
緊急要請がありました。
八代市
環境センターに検討を行わせましたが、
処理能力の範囲内で、かつ家庭から出されるごみのみであれば
受入れが可能と判断いたしましたので、
八代市として
受入れをすることとしております。
それでは、令和2年度の
予算案及び条例、その他の案件の審議に先立ちまして、新年度の
市政運営に対する私の所信の一端を申し述べますとともに、諸
議案について御説明いたします。
私が市民の皆様から託された2期目の
市政運営も後半に入りました。今年以降、本市がこれまで国や県、市民の
皆さんと一緒になって、第2次
八代市
総合計画に基づき進めてまいりました
重点戦略や
地方創生のため取り組んできた様々なもの・ことが次々に実現し、形となってまいります。そうした、もの・ことを今後は最大限に活用し、しあわせあふれる“やつしろ”
づくりをさらに加速させていかなければならないと考えております。
今後、我が国は急速な
少子高齢化、深刻な
人口減少により、2040年頃には65歳以上の人口がピークを迎えることに加え、
生産年齢人口は、現在と比較して約1500万人減少する見込みとのことであり、歴史上経験したことのない事態に直面することとなります。
そのような中、10年、20年先を見据えることにより見えてくる諸課題について、具体的な
解決策を幅広く検討し、
本市一丸となって、しっかりと対策を講じていく責任が私にはあると考えておりますので、本市をこれからも持続可能なまちとするために、これまでの歩みを止めることなく、さらに
スピード感を持って全力で取り組んでまいります。
今後とも、市民の皆様や
市議会との対話を第一として、それぞれが力を合わせ、安定した
市政運営を進めることを基本としてまいりますので、
議員各位におかれましても、なお一層の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
それでは、本議会に提案しております
予算議案17件、
事件議案4件、
条例議案20件について、その概要を説明いたします。
最初に、令和2年度当初予算の概要について御説明いたします。今回の
予算編成に当たっては、
大型事業による
財政需要が増す中、将来にわたって持続可能な
健全財政を確保するため、限られた財源の中で有利な市債を活用しながら、予算の重点的、効率的な配分に努めたところであります。
令和2年度
一般会計当初予算の規模は601億9910万円で、前年度に比べ7.9%の増となりました。
特別会計は341億7548万6000円で、0.8%の減、
企業会計が84億1334万円で9.9%の増となり、全ての会計を合わせた
予算総額は1027億8792万6000円で、5%の増となっております。
その
歳出予算の主な内容を、
総合計画における6つの
重点戦略に沿って御説明いたします。
まず、1点目の戦略である
農林水産業のさらなる振興に関して御説明いたします。
農林水産業の
新規担い手の確保・育成の
支援策としまして、
農業生産性の向上のための
施設整備や、高収益な
作物等への転換を進める意欲ある
農業法人や
農業者に対する
農業資機材の
導入支援を行うとともに、
青年就農者に対しては、経営の不安定な
就農初期段階の所得を確保するための支援を引き続き行ってまいります。また、
規模拡大を行った
担い手農家に対しましては、
機械導入の
補助要件を緩和し、さらなる農地の集積を図ります。
さらに、
生産条件の厳しい中
山間地域につきましても、
所得向上や
担い手の確保、
基盤整備などを重点的に実施している3地区に対し、引き続き支援を行います。
また、
国産畳表の
シェア拡大を図るため、官民が連携した
八代産畳のPRとして、今年度は特に
子育て世代にターゲットを絞り、
八代産畳の安全・安心や
機能性を売りにした
PR活動を支援してまいります。
次に、フードバレーやつしろを目指す取組として、昨年度に引き続き、台湾や香港を中心に、
市内事業者の
海外展開や
販路拡大の取組を支援することで、
農林水産物をはじめとした
八代産品の
輸出拡大を図ってまいります。
続いて、
2つ目の戦略、経済の浮揚と雇用・
交流人口増によるにぎわいの創出におきましては、
八代港に整備中の
くまモンポート八代が、本県の新たなランドマークとして4月にオープンいたします。これに合わせて、現在、市役所庁舎から本町アーケードを結ぶ通称こいこい通りの歩道を拡幅し、キッチンカーを6台程度置くことができるスペースや、デザイン性あふれたベンチを設置することで、楽しく憩えるスペースとして再整備をいたしております。今後、シンボルロードとして地元商店街等と連携し、活用していくことで、にぎわいを生み出し、新庁舎を核とした中心市街地のまち
づくりを促進してまいります。
また、ユネスコ無形文化遺産
八代妙見祭をはじめとする貴重な無形民俗文化財を将来にわたり着実に保存・継承するとともに、交流促進を目指した情報発信拠点として整備中の
八代民俗伝統芸能伝承館(仮称)についても、令和3年の開館に向け、着実に整備を進めてまいります。
さらに、本町アーケード内の空き店舗を活用し、コ・ワーキングスペースの整備を行い、ICTを活用したプログラミングスクールの開催や、地元企業の後継者等で構成するやつしろ未来創造塾などの様々な取組を実施してまいります。
次に、超高速ブロードバンド整備事業では、去る2月22日に、龍峯地区においてサービス開始記念式典が開催されました。引き続き、未整備地区を段階的に解消することで、市民の情報通信格差の是正に努めます。令和2年度は、日奈久、二見地区及び鏡地区の沿岸部の整備を進めてまいります。
また、スポーツ関連では、東京2020
オリンピックの聖火リレー・セレブレーションの開催をはじめ、
オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして台湾
バドミントンの
オリンピック選手や
ジュニア選手との交流など、台湾とのスポーツ分野における交流を促進していくとともに、本市の魅力を広く発信できるような大規模なスポーツ大会等のイベントの開催に向け、引き続き、精力的に誘致活動等を行ってまいります。
続いて、3つ目の戦略である、誰もが幸せを実感できる暮らしの実現におきましては、昨年10月より、高校3年生相当までの医療費を無料化としたところでありますが、さらなる子育て環境の充実のため、共働き家庭等の児童の放課後における安全・安心な居場所を確保するため、現在、市が委託している
放課後児童クラブの数を6クラブ増やし、
保護者の仕事と子育ての両立を支援してまいります。
また、
八代市保健センター内に
子育て世代包括支援センターを新たに設置し、妊娠・出産・育児に関する相談事業を行うなど、妊娠期から子育て期にわたるまで切れ目のない支援を行ってまいります。
4つ目の、安全・安心で魅力ある都市を築くにおきましては、まず、緊急時における避難所の充実として、一次避難所となっている高田コミュニティセンターの
施設整備を進めるとともに、災害対策の拠点となる新庁舎についても、令和3年度の完成を目指し、着実に建設を進めてまいります。
また、市民の皆様へ迅速で正確な
情報提供を行うための防災行政無線のデジタル化についても引き続き進めてまいります。
続いて5つ目の戦略である、誇るべきふるさとを未来につなぐに関しましては、市政の見える化を推進するため、市内各校区において、みんなと未来を語る市政懇談会を開催し、市の政策や
重点戦略の進捗状況等を報告するとともに、市民の
皆さんと未来の
八代について語り合い、
市政運営の参考にしてまいりたいと考えております。
また、
八代港におけるさらなる港湾機能の充実と
農林水産物の
輸出拡大などを促進するため、国・県と連携し、船舶航路の整備、護岸補強などを推進するとともに、
八代・天草シーライン構想の実現に向け、昨年8月に開催いたしました
八代・天草架橋建設促進総決起大会により高まった機運をさらに高めるため、上天草市においてシンポジウムを開催することといたしております。
さらに、多文化共生に向けた市民の国際理解の向上や外国人市民が生活しやすい環境
づくりのため、関係団体と連携し、日本語教室や世界料理教室等を開催し、多文化共生社会の実現を目指します。あわせて、本年12月に設立予定の国際交流協会、仮称でありますが、の設置に向けた取組を支援いたします。
6つ目の、市民意識調査結果による優先取組に関しましては、定住促進に向けた取組として、地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図る地域おこし協力隊の導入を坂本町において図ってまいります。
また、不登校の状態にある児童生徒に対し、学習指導やボランティア活動等を通して、適応指導を行うくま川教室において、指導員の数を現在の8人から10人へ増員するとともに、教室への空調機の設置を行います。
これらの
重点戦略と同時に、現在策定の手続を進めている国土強靱化計画に基づき、防災・減災、国土強靱化に向けた取組を推進するとともに、
地方創生の取組についても、国の
地方創生推進交付金を積極的に活用し、地域活力の向上につなげるよう継続して取り組んでまいります。
以上が令和2年度当初予算の概要であります。
続きまして、令和元年度
一般会計補正予算・第11号について御説明いたします。
今回の補正は、まず、国の一次補正を活用した市内一円の道路改良や橋梁の長寿命化のための修繕及び
八代港の整備や土地改良事業における県営負担金などの増額であります。このほか、乗合タクシー及び地方バス路線維持に対する助成金や過年度の国・県支出金等の精算に伴う超過交付分の返還金をはじめ、決算見込みによる事業費の不足額について調整を行うとともに、ふるさと納税に関する基金への積立金の増額も行っております。
次に、継続費の変更として、新庁舎建設事業について、事業費の増額及び年割額の変更を行っており、また、民俗伝統芸能伝承館(仮称)整備事業についても年割額の変更を行っております。
さらに、年度内の完了が困難と見込まれる事業について、繰越明許費の設定などを行っております。
次に、
国民健康保険特別会計補正予算・第3号は、
一般会計同様、事業費確定等に伴う負担金の超過交付分を返還するものであります。
次に、
簡易水道事業特別会計補正予算・第2号につきましても、年度内の完了が困難と見込まれる事業について、繰越明許費の設定などを行ったものであります。
次に、
久連子財産区
特別会計・第1号は、財産区が所有する山林の一部の売払い収入を基金へ積み立てるものでございます。
以上が、予算についての説明でございます。
次に、別冊の
事件議案及び
条例議案を説明いたします。
主なものといたしまして、
議案第18号は、
専決処分した令和元
年度八代市
一般会計の補正予算について議会に報告し、その承認を求めるものであります。
内容につきましては、市内の社会福祉法人において、本市が選任した一時理事を含む理事会によって、理事長職を解任された男性から、一時理事を選任した市の処分は不当として、処分の取消しを求める裁判が提訴されましたことから、裁判を通して本市が行った処分の正当性を主張するため、弁護士への着手金及び裁判所出頭時の日当などの関係経費を1月15日付で
専決処分したものであります。
議案第19号の
八代市
過疎地域自立促進計画の変更については、議会の議決を経ました過疎地域自立促進市町村計画を変更することについて、過疎地域自立促進特別措置法の規定に基づき議会の承認を求めるものであります。
議案第20号の
市道路線の廃止については、八千把地区土地区画整理事業の整備に伴い、地区内を通る路線を一旦廃止するものであります。
議案第21号の
市道路線の認定については、八千把地区土地区画整理事業の整備に伴い、一旦廃止した一部の路線の再認定や同事業に係る区画道路を市道として引き継ぐための認定を行うものであります。
議案第24号の議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例及び
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の
整備等に関する条例の一部改正については、フルタイムの会計年度任用職員に対する公務上の災害、または通勤による災害に対する補償に係る補償基礎額に関する規定を整備するものであります。
議案第27号の
八代市
印鑑条例の一部改正については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行を受けて、印鑑の登録資格の見直し等を行うに当たり、所要の改正を行うものであります。
議案第29号の
八代市
環境センター条例の一部改正については、
環境センター内の緑地広場の利用時間を定めるに当たり、当該利用時間についての規則への委任規定を設けるものであります。
議案第30号の
八代市営住宅設置管理条例等の一部改正については、民法の一部改正を踏まえて、債権関係の規定を見直し、並びに駐車場の管理及び
使用料についての規定を整備するものであります。
議案第31号の
八代市
手数料条例の一部改正については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物エネルギー消費性能適合性判定に係る申請及び建築物エネルギー消費性能基準に関する適合認定申請に係る手数料を新たに設けるものであります。
議案第33号の
八代市報酬及び
費用弁償条例及び
八代市
災害弔慰金の
支給等に関する条例の一部改正については、
災害弔慰金の
支給等に関する法律の一部改正に伴い、条例の定めるところにより、
災害弔慰金等の支給に関する事項を調査・審議する機関を設置するに当たり、所要の改正を行うものであります。
議案第34号の
八代市
成年後見制度利用促進審議会条例の制定については、成年後見制度の利用の促進に関する法律に基づき、成年後見制度の利用の促進に関する基本的な事項を調査・審議する機関を設置するに当たり、所要の条例を制定するものであります。
議案第35号の
八代市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、放課後児童支援員の資格要件についての経過措置に係る期間の延長を行うものであります。
議案第36号の
八代市
予防接種健康被害調査委員会条例の制定については、本市が実施した予防接種による健康被害の適性かつ円滑な処理方法を調査する機関を設置するに当たり、所要の条例を制定するものであります。
議案第38号の
八代市こいこい
広場条例制定については、中心市街地ににぎわいや人々の交流の場を創出するため、
八代市こいこい広場を設置するに当たり、公の施設の設置及び管理に関し必要な条例を制定するものであります。
議案第39号の遙拝八の
字広場条例の制定については、球磨川遙拝堰下流左岸の河川空間を活用し、にぎわい創出の場の提供等を行い、地域の活性化と交流の促進を図るため、遙拝八の字広場を設置するに当たり、公の施設の設置及び管理に関し必要な条例を制定するものであります。
議案第40号の
八代市
広域交流センターさかもと
館条例の一部改正については、
八代市
広域交流センターさかもと館に新たに川遊び交流拠点施設を整備し、艇庫等を利用に供するに当たり、新たに利用料金を設けるものであります。
以上が各
議案の提案理由の説明でございます。
提案しております
議案につきましては、よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
上村哲三君) 以上で
提出者の説明を終わります。
─────────────────────────
△
日程第43
○議長(
上村哲三君)
日程第43、すなわち
発議案第1号を議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。
橋本幸一君。
(
橋本幸一君 登壇)
◎
橋本幸一君 自民党会派和の
橋本幸一です。
発議案第1号・
新型コロナウイルスによる
感染症対策等を求める
意見書案について、趣旨弁明をいたします。
新型コロナウイルスについては、世界保健機関──WHOにおいて、去る1月30日に国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態に該当する旨の宣言が出され、世界的な感染拡大が続き、2月28日には感染拡大を封じ込められるかどうかの分かれ目にあるとして、世界保健機関から各国に対して対策を講じるよう求められています。
我が国においては、既に、
クルーズ船のダイヤモンド・プリンセスの
感染者を含め、4桁に迫る患者が確認され、
熊本県内でも複数の
感染者が確認されるなど、緊急かつ適切な対策が求められる状況であります。
このような中、本市においては、本年2月20日、福岡市で九州初の
新型コロナウイルス感染症患者が発生したことを受け、速やかに、
八代市
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、市民への感染予防に関する情報発信や市主催行事等に係る対応方針を決定するとともに、関連団体への協力を依頼するなど、安全で安心な市民生活を確保するため、様々な対策が講じられております。
しかしながら、今回の
新型コロナウイルスは、湖北省への滞在歴のない日本人の感染や、人から人への感染、無症状病原体保有者の存在が確認されていることに加え、
感染経路が特定できない感染事例も多発しており、今後さらに感染が拡大することも想定されます。
このことから、国におかれては、国民の安心・安全を確保するため、感染の拡大阻止に向け、地方自治体と連携・協力し、対策に万全を挙げて取り組むよう強く要望するものであります。
どうか各議員の
皆さんにおかれましては、この趣旨に御理解、御賛同いただきますようお願いいたしまして、趣旨弁明といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(
上村哲三君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより本
発議案に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上村哲三君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
上村哲三君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
発議案1件については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
橋本徳一郎君。
(橋本徳一郎君 登壇)
◆橋本徳一郎君
皆さん、こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
本
意見書案に対する賛成討論として意見を言わせていただきます。
この要望項目、1から5までありますけれども、まず一番確認していきたいというか、念を押して確認、意見を言わせていただきたい部分は、検査キット開発・研究を早急に進めること。これは、大変重要なものであります。ただし、これが臨床での活用がうまくできないことには、市民、国民の不安払拭にはつながらないというふうに考えるものです。
いろんな情報を見ますと、都市部のほうでは
マスクをせずにせきをした、くしゃみをしたということで、けんかになって、電車が止まった、そういうふうな記事も出ております。これは、ひとえにその人が
新型コロナウイルスに罹患しているかどうか、そういうのがはっきり分からないから、そういう事態が起こるということです。
この開発は大変有効ですけども、これを臨床医の判断で実施ができるような体制にしていただく、これを加えていただくということを併せて求めて、賛成討論といたしたいと思います。
○議長(
上村哲三君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上村哲三君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第1号・
新型コロナウイルスによる
感染症対策等を求める
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
上村哲三君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(
上村哲三君)
日程第2から
日程第42までの41件の議事をしばらく中止いたします。
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△休会の件
○議長(
上村哲三君) この際、休会の件についてお諮りいたします。
明3日から6日まで、並びに9日は休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
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○議長(
上村哲三君)
日程第2から
日程第42までの41件の議事を再開いたします。
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○議長(
上村哲三君) この際、お諮りいたします。
本41件に対する本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
なお、明3日から同9日までは休会とし、次の会議は3月10日定刻に開き、質疑並びに
一般質問を行います。
質疑、質問を御希望の諸君は、明3日午前10時までに発言通告書を御提出ください。
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○議長(
上村哲三君) 本日は、これにて延会いたします。
(午前11時15分 延会)...